歌手和田アキ子(73)は28日、TBS系「アッコにおまかせ!」(日曜午前11時45分)に出演し、吉本興業が24日に、ダウンタウン松本人志(60)の性的行為強要疑惑を報じた「週刊文春」などに関する新たな対応を発表したことに関し、芸能活動自粛を発表したスピードワゴン小沢一敬(50)側の対応を「すごく怒った」と明らかにした。 【写真】松本人志の美人妻、周囲の心配よそに「大丈夫です」 文春報道で、松本とともに行動していたなどと伝えられている小沢は、和田が所属する大手芸能事務所ホリプロの子会社「ホリプロコム」所属。ホリプロコムは一連の報道を受けて今月9日、小沢の活動継続を1度発表したが、13日になって活動自粛を発表した。 和田は、松本の報道に関して昨年末「当該事実は一切無く」としていた吉本側が、24日発表の文書では「コンプライアンスアドバイザーの助言などを受けながら、外部弁護士を交えて当事者を含む関係者に聞き取り調査を行い、事実確認を進めているところです」としたことに「なんとなく変わってきた」と指摘。その上で、小沢に関して「ホリプロも(最初は吉本と)同じようなコメントを出した。『(小沢の行動には)何ら恥じる点がない』と。それで私、ものすごく怒ったの。なんてこと言うの、と」と述べた。「そういうこと(恥じる点はない)を言うなら、でも、被害に遭ったと感じられる方には申し訳ございませんとか、そこを足さないかんと。そしたら3日か4日かして、小沢の方からやっぱり申し入れがあって、体力的にもだめだと。当分の間仕事は…と。それで(事務所の対応が)コロッと変わったような感じがする」と話した。 和田は小沢について、この日も「結構体調が大変なんですよ」と述べ「いろんな人が、この問題に関して、(松本の)後輩が多いと思うんだけど難しいよね」と、松本以外の芸人の立場を推測しながら説明した。 報道をめぐっては、今月8日に吉本が「さまざまな記事と対峙(たいじ)して、裁判に注力したい」という松本の意向を受けて、松本の活動休止を発表。今後の裁判について代理人は「記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております」とした。 一方、文春側は同社サイトで「週刊文春」編集部のコメントを発表。「一連の記事には十分に自信を持っています。現在も新たな告発者の方々のお話をうかがい、慎重に裏付け取材をしております。提訴によって委縮することなく、今後も報じるべき事柄があれば、これまで通り報じてまいります」としている。