事件があったのは、南会津町藤生にある60代の女性が1人で暮らす民家です。14日午前1時頃、女性が寝ていたところ、男数人が民家に押し入り、女性を緊縛した上、数万円が入った財布などを奪って逃走したということです。警察などによりますと、女性は手首を縛られ、その際に手首を怪我したとみられます。犯人が逃走した後、女性は自力で緊縛をほどき、隣の家に助けを求めました。そして、「知らない人たちが入ってきて、金をとられた」と自ら通報したということです。女性は戸締りをしていましたが、いきなり男たちが現れたと話していて、少なくとも2人以上いたということです。男らは今も逃走中で、警察が行方を追うとともに、近くの小中学校の登下校の見守りなどをし、警戒を強めています。警察は今後、容疑を強盗致傷に切り替えることも視野に捜査を進めています。
今回のように山間部の民家を狙い、住民を縛って現金などを奪う強盗事件が、4月30日に栃木県、5月6日に長野県、5月8日に群馬県で相次いで発生していて、現在は3県の県警が合同で捜査を進めています。福島県警によりますと、手口の詳細や関連を調べ、場合によっては4県合同による捜査になる可能性もあるということです。