横浜市鶴見区のマンション敷地内で、住人の大学1年冨永紗菜さん(18)を刺殺したとして殺人容疑で逮捕された元交際相手の自称会社員伊藤龍稀容疑者(22)が事件直前、合鍵を使いマンションの冨永さん宅に侵入していたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。 冨永さんは当時、在宅中だったとみられる。伊藤容疑者は冨永さん宅を出た後、マンション敷地内に移動し「出てくるのを待っていた」と説明。 県警によると、冨永さんは6月22日、伊藤容疑者と車の中でけんかになり、この際に合鍵が入ったリュックサックを車内に残した。伊藤容疑者はその後、リュックを冨永さんに返したが、鍵は見当たらなかったという。