3月29日、元巨人のウォーレン・クロマティ氏が、自身のYouTubeチャンネル「くろまてぃちゃんねる」を更新した。ドジャース・大谷翔平の騒動をうけ、自身も過去に似たような経験をしたことを明かしている。 【写真あり】大谷へアドバイスするクロマティ。年取った! クロマティ氏は、大谷の元通訳・水原一平氏が、違法賭博で抱えた負債450万ドル(約7億円)を大谷の口座から送金した騒動に言及。大谷の記者会見を見て、「僕はすごくホッとしたよ。大谷さんが野球賭博をしていたわけじゃなかったから」としつつ、「大谷さん、財産は自分でも管理しなきゃ!」と注意喚起した。 プロのアスリートは、稼いだ大金をすぐに使ってしまうと説明したうえで、「もっとお金の管理を学ばきゃいけない! 今回のことも、大谷さんはいい経験にしなきゃいけない。だって、人生でずっと現役を続けられるわけじゃないんだから」と発言。 続けて、「実は僕も、1回財産を失っているんだ。ジャイアンツで稼いだ大金を失った。信頼していた代理人に、財産を持ち逃げされてしまった。怒ったけど、僕もそのときお金について学んだんだ」と話した。 日ハムの新庄剛志監督も、過去に身近な人間に資産管理を任せ、約22億円をだまし取られたことで知られている。クロマティ氏も被害にあっていたとなると、野球選手のこうした金銭トラブルは少なくないことがうかがえる。 クロマティ氏は、金銭トラブルを防ぐのは「すごくむずかしい」としつつ、こう語った。 「選手はみんなスポーツに集中したい。プレーが仕事で、結局は代理人を雇うしかない。だから、代理人とは常に財産管理について連絡を取り続けること。多くの選手たちは、億単位でギャンブルや爆買いに使ってしまっている。 だから、みんな今回の大谷さんの事件を教訓にしなきゃいけない。引退後の生活のために、銀行に貯金すること。寄ってくる人たちにも注意しなきゃダメ。気をつけて」 動画の終盤では、「野球選手は、みんなもっとお金にスマートになれ! 無駄遣いをやめて貯金する。ちゃんと(代理人らに)質問していく。いっぱい聞いていけばスマートになれる!」と熱弁した。 ニュースのコメント欄には、クロマティ氏のアドバイスに対する賛同が集まっている。 《クロマティさん、大谷選手を応援しつつ、とてもポジティブな意見で素晴らしいな。これは外国じゃ言葉わからないから自然だよ、と考える日本人全員が学ぶべきことだと思う。欧米世論だと会計士でもない友達に口座管理任せて僕何も知りませんでした、は通用しない。》 《クロマティ氏の衝撃の事実は大谷にとって援護射撃になるね。また、超一流アスリートの脇の甘さも指摘している。競技に打ち込むあまり、それに伴い支払われるお金には関心が持てないのだろう。使う暇もないか・・・》 《アスリートは競技第一だから、世間知らずの方が多くて、お金の管理とかお金の知識などは欠落してるように感じます。失敗から学ぶことは多いので、大谷さんも奥さんと二人三脚で頑張って欲しいですね。》 《クロちゃんの言うとおり。ま、大谷にとってみたら、俺たちが6万くらい誰かに盗まれた的なものだろうから、授業料払ったと思って、これを教訓にしてさらに成長してほしいね。》