能登半島地震の被災地、石川県内の避難所に5日、代表理事を務める非営利の社団法人「Think The DAY」として、直接、支援物資を届けたタレントで実業家の紗栄子が6日、インスタグラムを更新。事前に区長や役所とやりとりをした上で、必要な物資を必要な分、届けたことを報告した。また、個人での物資支援やボランティアがなぜ今、控えるよう求められているかを、自身の体験を踏まえ、改めて説明した。 【写真】足の踏み場もない 支援物資に囲まれ活動する紗栄子 具体的に必要とされた物資を細かく説明した上で、「この2箇所だけでも、同じ『断水』と言っても必要となる物資は異なります」と報告。「なので、情報もないまま憶測で考えた物資をお届けすることは、その物資を必要とされないところにとっては必要物資を置くスペースがなくなったり物資配布の妨げとなったり、せっかくの支援物資を持て余すことにもなります。そして別の場所で必要としているかたへ迅速にお届けすることができない可能性が高くなります。」とした。 また、「今は現地では個人からの支援は、仕分けなどの問題もあり受け付けられておりませんが、皆さんも支援物資を送られる際はその点十分にお気をつけください。そしてボランティアに関しても、情報のない中現地入りをしてしまうとボランティアの受入れ体制が整っていない場合がありますので、力を発揮できないばかりか、災害復旧作業の妨げになることもありますのでご注意ください。被害の状況や必要な物資も、日に日に状況は変わる中で対応していくことになります。」と注意喚起。自身らもその都度、状況を確認しながら支援を進めていくとした。