羽田空港のC滑走路で2日、日本航空の旅客機が炎上し、火災が発生した。原因は調査中としている。 【写真】東京・羽田空港C滑走路 炎上しているのは日本航空516便で、この日午後4時に新千歳出発。午後5時40分に羽田空港に到着予定だった。日本航空によると乗員12人、乗客367人は全員脱出しているという。 この事故の影響で、羽田空港滑走路閉鎖。各地空港では搭乗手続き中断、欠航が相次ぎ、すでに離陸していた羽田行きの飛行機は到着地変更や、引き返しの対応が行われている。航空会社各社は代替え飛行機や、欠航に伴う保証等に関して、公式サイトで順次発表しているが、空港の航空会社カウンターには長蛇の列が。 ネットには、事故が起きた乗員乗客の無事を祈りながらも、帰る術を失った人々の悲痛の声が。正月休みや帰省で空の便を利用する人が多い正月に起きた突然の事態に、「泊まるところがない」「帰れない」「どうしよう」など、引き続き大きな影響があると考えられ、利用者らからは困惑の声も上がっている。 元日には石川・能登で震度7の大地震が発生。2011年、東日本大震災以来となる大津波警報が発令されて避難者が多数出たほか、死傷者も発生する大災害となった。 午後6時前、旅客機は滑走路に着陸した瞬間に爆発のような大きな炎を上げて炎上。機体から出火したまま滑走路を直進して停止した。現在、消火活動が行われている。 海上保安庁によると、日本航空の機体が着陸後に海上保安庁の機体と衝突した可能性があると見られる。羽田空港は全滑走路が閉鎖している。
