元内閣官房参与の岸博幸氏(61)が12日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。裏金疑惑渦中にある自民党安倍派の議員を政務三役から一掃する案について「すごい悪手」と私見を述べた。 【写真】実際の派閥パーティーの様子 岸氏は、岸田文雄首相は派閥パーティーをめぐる政治資金問題を受けて、現在政務三役に就いている安倍派の議員を全員交代させる方針を示したことに、「安倍派の政務三役を全員更迭するってすごい悪手」と言及。「他の派閥でも不記載とか裏金化とか、程度や手法の差はあっても絶対にやってるはず」と臆測し、「党全体の問題と捉えず安倍派だけというのは、岸田総理が派閥という狭い視野でしか本件を考えてないように感じる」と指摘した。 岸氏は10日、TBSテレビ系「サンデージャポン」(日曜午前9時54分)にゲスト出演した際には、「現職の官房長官、政権のNO.2の疑惑は前代未聞です。さらには安倍派の5人衆(5人組ともいわれるが)が内閣か自民党の要職に就いている。これが全部更迭されるかもしれない。政府にとっては大きな激震、まさに令和のリクルート事件となりえますよね」と話していた。