私だけじゃなかった暇人ジジイに纏わり付けれたのは・・・

私の自宅に毎日と言っていいぐらい来ていた暇人ジジイ。

つい最近、この暇人ジジイを私よりも知っているという近所の人に

暇人ジジイの事を話したら、意味ありげの表情を浮かべた。

そこの家にも25年ほど前に毎日、毎日、日参していたそうな・・・

姑が亡くなり、舅が一人になって寂しいと思う日々に付け込んで

日参をしていた。

ある趣味の大家で、この辺では知る人ぞ知る人で、この趣味を

持っている人達にとっては雲の上の人のようだった。

暇人ジジイもその趣味をやっていたと私に言っていた、      

そこの舅は良い物を持っていたから、それが欲しくてご機嫌を取って

日参をしていたんだろう・・・ 

お金も、うちよりは余裕があったと思う。                           

その家は2世帯住宅で息子夫婦は1階に住む舅には食事以外はノータッチ。

暇人ジジイは1番奥にある台所にも出入りして、何がどこにあるか把握を

していたようだ。    

その家の息子の嫁が「おじいちゃんは〇〇さん(暇人ジジイのこと)に

だいぶ何かをあげていたと思う」と言っていた。                  

暇人ジジイはこれと目を付けた人物は毎日毎日、日参をしてご機嫌を取り、

なにがしかモノを貰ったり、必要の無いモノを取り付けては

お金を巻き上げている。

この暇人ジジイは何十年ととアパート暮らしだと近所の人が教えてくれた。

奥さんも子供2,3人はいてアパート暮らしは狭かったと思う。

近所の奥さんは、そんなアパート住まいで、

物も置くスペースも無いアパートで、場所のいる趣味を

本当にやっていたか判らないと言っていた。

纏わり付けれて15か月、ある時、意を決して、

「○○さん(暇人ジジイ)が来ると近所の人が

エロエロばあさんだと言っているからもう来ないで」と言ってから、

2度と自宅の周囲に来たことが無い。

そのことを近所の奥さんに言ったら、「○○さん(暇人ジジイ)は次の獲物をさがしているよ」と近所のおくさんが言っていた。