タレントの上沼恵美子が7日にユーチューブチャンネル「上沼恵美子ちゃんねる」を更新。1994、95年年に司会を務めたNHK「紅白歌合戦」での〝イジメ〟を振り返った。 この日の動画のゲストは当時、白組司会として共演した古舘伊知郎。上沼は紅白は自分にとって〝アウェー〟だったと度々語っており、古舘は〝因縁〟の相手でもあった。 紅白といえば、本番の数日前に出場歌手と司会者が顔合わせを兼ねた「面接」が行われるのが慣例だった。しかし、上沼は「その時から私は針のむしろでした」と回想。続けて「なぜか? 白組は古舘伊知郎、今をときめく。赤は『大阪の上沼恵美子? 誰?』みたいな感じで。はいひどかったです。あちこち今から司会してもらわなあかんのに、歌手面々がボロクソでした」と顔をしかめた。 古舘は「すみません。気が利かなくて」と謝罪し「あとで漏れ伝わるところによると『上沼さんが司会やるの?』みたいに、おちょくったようなこと言った歌手の方とかいたんですか? 本当に?」と改めて質問した。 すると上沼は「好意的だった人の方が少ないから言いやすいですね。ドリカムさんとかめちゃくちゃ喜んでくれましたね。森口博子ちゃんとか」としながらも「あとの方はだいたい感じ悪かったですね」とぴしゃり。 中でも感じが悪かったのが、面接中に座っていたパイプ椅子を横に向け、上沼と会話しようとしなかった歌手だという。上沼は「私は『困ったなあ』と思ったんですが、『あの司会やります、上沼恵美子です』って言ったけど、無視ですよ無視」と語気を強めた。 古舘はそれをやる動機が分からないと首をかしげたが、上沼は「分かります。私、歌手だったら同じことします。なぜかというと、あの時の紅白はだいたいすごい方が司会者だったんです。で、紅組が多いのが大女優。女優さんが多かったです。で、それでパイプ椅子横の方じゃなくて、違う演歌の方が『女優さんが良かったわ』っておっしゃいました。『あなた、誰?』って言うた人もいますし」と主張。 その上で「『あれ誰?』って言うんですよ。私もね、本当にナイフで刺される覚悟で行ってましたけど、本当に痛かったですね。次から次、来る人が感じ悪い」と〝アウェー〟の惨状を訴えていた。