女優の中谷美紀と、ドイツ人ビオラ奏者で夫のティロ・フェヒナー氏が16日、東京・表参道で行われた「ディオール ホリデー ポップアップ」のオープニングプレビューに出席した。 高貴なドレスに身を包んだ中谷はフェヒナー氏のエスコートを受け、金色に光り輝く「TREE OF LIFE(生命の木)」の下に登場。フェヒナー氏が所属するウィーン・フィルハーモニー管弦楽団がアジアツアー中のために実現したもので、2018年の結婚後、初めて公の場で夫婦2ショットを披露。仲むつまじい様子をみせた。 「ディオールならではの繊細な手仕事が施されている。夫も『とてもステキだね』と喜んでくれています」と笑顔。「働く女性に寄り添ってくださっているので、女性が装うために存在するブランドだなと思います。ジュエリーも素晴らしくて、とっても遊び心のあるジュエリー。あまり気負わずにまとうことができて、楽しんで身に付けさせて頂いております」と話した。 フェヒナー氏が所属する7人組アンサンブル「フィルハーモニクス」の来日公演に合わせ、2人は12月12日開幕のオーケストラ「カーニバル(謝肉祭)」(鹿児島・川商ホールから全7公演)でステージ初共演する。同作はサン=サーンスの人気作「動物の謝肉祭」をベースに、7人が独自に作曲・編曲した作品。演奏の合間に朗読を行う中谷は「今、準備中なんです。夫がテキストを考えてくれているところ。映画音楽を交えたりするので、クラシックに敷居が高いと構えていらっしゃる方にも、気軽においでいただけるような楽しいコンサートになっています」と話した。 今年、芸能生活30周年を迎えた。1月にWOWOW「ギバーテイカー」で幕を開け、同月に映画「レジェンド&バタフライ」に出演。3月から1人三役の舞台「猟銃」の米ニューヨーク公演が実現した。現在はトリプル主演するフジテレビ系月9ドラマ「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」で倉内桔梗役を好演中で、実りある1年になった。 「覚えることに必死だった」という2023年。来年に向けて「結構働いたので、ワーク・ライフ・バランスを整えていきたいなと思います。お仕事をしつつ、プライベートも充実させたい。自分の好きな本を読む時間を持ちたい。日本語三昧だったので、頑張ってドイツ語も勉強したいですね」と気持ちを新たにしていた。